UB RAILFAN  車両ガイド機関車編 (2d)  M62УММ

    M62УMМ (アルファベット表記はM62UMM)

     

    М62УММ-011 (2018/7/16、画像提供:アファナーシー・ニキーチン様)

     M62УМのエンジンを交換し近代化改造を行った、モンゴルお得意のMM機(Mongolian Modernisation)の最新版。製造から28年経った2017年秋頃に登場しましたが、外見はコメコン機関車そのまんまなのが嬉しいところ。

     この機関車が登場する前は、2M62(2018年ほぼ絶滅)、2ZAGAL2ТЭ116УМ等の重連型機関車が必ず運用に入っていた、長さ10両程度の、3/4、5/6(305/306)、271/272列車に単機ながら頻繁に入っています。今までのM62Mとは違うエンジンを積んでいるようでうす。鉄道ファンにとっては、この機関車の登場によって、モンゴルでM62型を見られるチャンスは増えています。2018年7月現在で、001、005、011、015、016の5機を確認しています。


    М62УММ-005 (2018/7/29)

     005号機は緑色塗装。前面にソヨンボが付き、黄色帯が中途半端な位置まで側面に廻ってはいるのですが、この濃いめでくすんだ感じの緑色は、まるでM62ソ連時代のリバイバル塗装(ちなみに過去のモンゴルの緑色M62は明るい色調です)。また、ライトはLED化されています。


    М62УММ-016 (2018/7/29)

     001、011、015、016号機はこの塗装。

     この日のモスクワ発北京行き4列車は、ウランバートル駅にてМ62УММ-005からМ62УММ-016への交換。風前の灯火状態でもあったウランバートル地区のM62型が、このような形で復活するとは驚きです。

    (最終更新2018/8/18)


 

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