2012?年:
ロシア方面の建設をしてから中国方面を建設するとの方針から一転、2011年に決定した第2期工事分はフート~ビチグト間以外すべて第1期とする。その中でタワントルゴイからチョイバルサン、ウハーフダグからガシューンスハイトの2ルートを先に同時進行する方針とする。ダランザドガドからタワントルゴイまでは第1期計画から外れる。
2013年春:
鉄道建設にチンギス国債から2億米ドルの融資が決定。ウハーフダグからガシューンスハイトまでは路盤建設、タワントルゴイからチョイバルサンは設計開始の目途が立つ。
2013年秋:
先にウハーフダグからガシューンスハイトまでの工事が着工。建設元請事業者は韓国サムスンC&T社
2014年春:
モンゴルと中国の合弁会社、ガシューンスハイト鉄道が設立される。モンゴルのガシューンスハイト国境検問所と中国のガンツ・モド国境検問所の間18㎞を結ぶ鉄道で、モンゴル側はエルデネス・タワントルゴイ社、エナジー・リソース社、タワントルゴイ社の3社が51%出資、中国側から神華社が49%出資する。線路幅は標準軌。(!!国境間だけどうして別会社??)
新線の線路幅について、以下のような案が国会に提出される(国会で決定される?)。
標準軌(1435mm)がタワントルゴイ~ガシューンスハイト、フート~ビチグト、サインシャンダ~ザミンウード(既存線に新線を併設する考えか??)。
広軌(1520mm)がタワントルゴイ~サインシャンド~フート~チョイバルサンとフート~ヌムルグ(!?ここは標準軌では…)
2014年夏:
新線の標準軌採用案が国会で否決される。一方8月には中国の習近平国家主席が来蒙し鉄道建設の援助を約束。標準軌での建設が条件らしく、ここでも反対意見が出ている。
この国特有の事情で、明らかに事実と異なるだろう内容も時たま新聞・TVで報道される事がある(上記のいくつかもその可能性あり)。例として、大統領が訪日した際に東部の鉄道の建設資金を全額日本が援助する事が決定した。面白いので日本がフリーゲージトレインの技術を無償で提供する事となり、線路幅の問題は一気に解決したというのもあった。